●個別指導塾コンサルタントoffice lokki(オフィスロッキ)代表
小田原 健一
●第96代市議会議長 岐阜市市会議員 須田教育センター理事長
須田 眞
●一般社団法人「日本青少年育成協会」アドバイザー 全国学習塾援護会 主宰
森 智勝
石田 利博
有限会社
アイトライコーポレーション会長
「正しい接し方で子供は伸びる」
30年のキャリアと5000人以上の子供と接してきて思うことです。「勉強している時が一番楽しい!」という子は、私のキャリアの中では皆無でした。彼らは何故、勉強をしに塾に来るのでしょうか? 努力する、一生懸命やるのでしょうか?その原動力は、身近な人に認められたい・誉められたいというところから始まり、次のステージで自己の目標が定まり、そこに向かってする努力です。そして最後のステージが「自分の努力が周りの人の役に立つ」という境地で行動や仕事に出会い、全うすることです。そうなって欲しいと思いながら彼らと接してきました。
その欲求を満たし、モチベーションを持続するのは、80%認める、10%結果を誉める、10%甘えや間違った行動を躾けるが、接し方のベースにしてきました。そう接するには、解かせる問題も80%は正解できるものを選んで出して、小さな自信を持たせることが大事です。小さな自信が徐々に大きくなり、次のステージへと心が変化します。その変化こそが成長だと思います。
中1の1学期内申が21、高校受験時に38、そして金沢大学合格、文章で経緯だけを紹介すると要領が良い、地頭の良い生徒に感じるかも知れません。実際は頑固なところがあり、それ故に要領は悪い方の生徒でした。短期間での飛躍的成果は望めず、コツコツには自信があるというので、「ウサギとカメ」に准えて話をし、色々な約束事を決めました。そして中1から高3までの長い道のりを、紆余曲折ありながらも、「1歩ずつ、半歩ずつ」進んだ結果、正に小さな自信の積み重ねで克ち得た結果でした。私自身も、その後の生徒との接し方を多く学ばせてもらいました。
「ちいさな成功体験推進協会」の考えやシステムを聞いていて、30年前の自分と一人の生徒とのことが、ふっとプレーバックしてきました。スモールステップの設定、モチベーションを持続させるシステムやツールは、指導者の感覚に頼らず、認めるタイミング、誉めるタイミングを逃さなく素晴らしいです。
今後は、弊社も微力ながら、協会と一緒に取り組み、更に発展するお手伝いがしたいと思っています。
大槻 憲章
英語Logication 主宰
日本における英語教育の現状には、百花繚乱というより百鬼夜行という言葉が当てはまります。最近あらためて英会話教室のホームページをいくつか閲覧しました。不思議なことに「こうすれば英語が話せるようになります」というようなページが見つけることができませんでした。要するに具体的な方法論を以って、英語教育にあたっている教室が極めて少なく、ホームページにそれをアピールできないという本音が透けて見えます。
また英会話教育と英文法教育を別のものだとして分けて論じる方が多いように思えます。実はこれが、一般的な英会話教室の考え方だったりします。しかしこれらは別の言語ではないのだから、そもそも分離して教育しようとすること自体が非論理的と言わざるを得ません。
ところで、「私は犬が好きです。」を英語に訳すと、I like dogs.となります。アメリカ人の幼い子供はI like dog.と言ったりします。冠詞のaや複数のsが抜けたりするわけです。実はこれはとんでもない意味です。「私は犬の肉が好きです。」という意味だったりします。では誰が、子供のそんな小さな間違いに気づいてたしなめるのでしょう。そうです。親ですね。親は、子供が小さな頃から、実は意識的に、あるいは無意識に、文法教育を繰り返し施すのです。日本の家庭でも、似たようなかたちで、日本語の教育が行われいるはずです。
英語の冠詞や複数形は、日本人には難しいものです。しかし、アメリカ人は幼い頃から体にしみこむほどに教育されています。「aや複数のsなんてどうでもいいですか?」言葉遣いには、育った環境が映し出されます。アメリカ人ほどではなくても、正確な英語を身に付けたいものです。
さて、ちいさな成功体験推進協会の「キッズ英語検定」準拠教材では、単語を学ぶ際に、それが数えられる名詞であれば「a pen – pens」というように必ず単数形と複数形をセットで子供たちに身に付けていただくようにと、配慮が行き届いています。つまり教材が母親代わりになり、子供たちに英語を教えてくれます。また、発音=つづりとなるように、日本人向けに工夫されたフォニックス教育が使われている点も見逃せません。 これからさらにコンテンツの充実が図られていくことでしょうが、英語を知るまず第一歩は、単語です。単語を一切知らずに会話など成り立ちませんからね。理にかなった、この独特の教授法をお試しいただいてはいかがでしょう。
小田原 健一
個別指導塾コンサルタント
office lokki(オフィスロッキ)
代表
『もっとやる気を出せ!』
『やる気があるのか!』
私は少年期、そんな風によく叱られました。『やる気』という目に見えないものながら、何かを成しえるには必要不可欠な要素であるなんとも厄介な存在。やる気がない状態で成果が出ることはまずありません。だから大人は子どもたちに『やる気を出せ!』と言い続けます。
しかし、私自身これまでを振り返ったとき、誰かに『やる気を出せ!』と言われて、実際に自分のやる気が上がったという記憶はほぼありません。では、やる気が上がった瞬間って一体どんなときだったろうか。それは、ほぼ例外なく『あ、面白いな!』『ちょっといけるかも!』自分がそんな風に感じたときです。
最初から大きなやる気がなくてもいい。ちょっとした『その気』でいい。その気があればちょっとだけ行動ができます。その行動を少しだけ続けていれば小さな結果が出ます。それが嬉しいので、もうちょっとだけ行動を続けてみようかなという気になる。もうちょっとだけ行動を続けると、もうちょっとだけ大きな結果が出る。で、また行動が続く… こんなサイクルが回り始めると、以前と比べて自分の行動が大きく変わっていることが実感できます。人はその瞬間に『やる気』を感じるものではないでしょうか。そして行動を続けていると大きな成果が出る。『やる気』はさらに膨張していく。これがやる気が満ちていくメカニズムではないかと私は思っています。
『その気』と『小さな行動』を促していく協会の仕組みは、子ども達が大きな成功への階段を一段ずつ上っていくにあたり、大きな後押しになることでしょう。スモールステップの段階設定、賞状、合格シール、合格バッジ、トロフィーやカップなどの記念品。子ども達が行動を継続するための仕掛けが合理的に組み込まれています。 全国の多くの子ども達が協会を通じて、小さな成功体験を積み重ね、大きな自信を感じて力強い人生を切り拓いていく、そんなきっかけを得ることを願っております。
末文になりますが、今後の協会のますますのご発展、ご活躍をお祈り申し上げます。
須田 眞
第96代市議会議長
岐阜市市会議員
須田教育センター理事長
人は目の前にある障害物を乗り越えると達成感を感じ、 脳からはご褒美物質のドーパミンが分泌されて 快感を覚えるということが報告されています。 北京オリンピック男子平泳ぎで北島康介選手が金メダルをとったとき、 「きもちいい~、チョ~きもちいい~。」
と叫んだのはまさにそういう状態だったのではないでしょうか。
その障害物が大きければ大きいほど快感も大きいことは容易に想像がつきます。
この快感は何も金メダルを取った時だけに得られるものではありません。
分かった時、問題が解けた時、褒められたときにも程度の差こそあれ快感を感じます。 ところが障害物があまりに大きいと、人はチャレンジすることをやめてしまいます。
ではどうすればいいのか。
その障害物を乗り越えられる大きさに分けてやればいいのです。
日本に児童生徒を対象にした検定制度ができて何十年と経っていますが、
基本的な枠組みは変わっていません。
ゆっくり粘り強く頑張れば誰でも到達できるはずなのに、
そのハードルを越えられずに諦めてしまった子どもは沢山います。 ちいさな成功体験推進協議会は諦めてしまう子を無くすために 検定の枠組みそのものを変えてしまいました。 子どもたちへの指導の仕方ではなく、 検定の枠組みを変えてしまうとは正に逆転の発想です。 スモールステップにすることで、子どもたちにとっては乗り越えやすく、 指導者にとっては褒めやすくし、シールやバッジといったツールで 成果を可視化することでモチベーションを維持できる仕組みになっています。 「褒めて伸ばす。」ということが大切だと言われるようになって久しいですが、 ちいさな成功体験推進協会の仕組みは、 検定を通じて子どもたちを褒めて伸ばすには最適のものだと考えます。
森 智勝
一般社団法人「日本青少年育成協会」
アドバイザー
全国学習塾援護会 主宰
「小さな成功体験の積み重ね」が子どもの成長を促す 「目標は高ければ高い方がいい」… 誰でも一度は聞いたことがある台詞(せりふ)ですが、本当でしょうか?
目の前に越えなければならない壁があったとします。 もし、その壁の高さが10mもあったらどうでしょう。 誰もが瞬時に「無理だ」と感じ、跳びつくことを諦めてしまいます。 ところが壁の高さが3mだったとしたら、もしかしたら手が届くかもしれないと思い、 跳びつくことを試みるでしょう。 最初は失敗しても、次は助走を長くして、次は壁を駆け上がるようにして… 何度もチャレンジするのではないでしょうか。 そして、それを繰り返しているうちに
脚力が向上します。体力が向上します。技術(テクニック)が向上します。
そしていつか、その壁の頂上に右手の中指が届く時を迎えます。 引っ掛かった指に力を込めて自らの体を引き上げ、壁をよじ登ることができた子供は、 次のステージへと飛翔し、さらなる高みへと挑みます。それが「成長」です。 イチロー選手が安打数の記録を作った時、「すべては1本1本の安打の積み重ね」 というコメントを出しています。 かつてのマラソンの名ランナー君原氏(メキシコオリンピック銀メダリスト)は、 「苦しくなった時は、あの電柱までガンバローと思って走ったものです」 とインタビューに答えていました。 偉業を成し遂げた人は皆、いきなり10mの壁を越えようとしたのではなく、 目の前の3mの壁を乗り越えることを目指し、それを繰り返すことで 頂点へと到達したのです。 一般社団法人「ちいさな成功体験推進協会」は、様々な検定を 子供たちに提供しています。
一回一回の検定は、「少し頑張れば手が届く壁」です。
それを乗り越えることが成功体験となり達成感を生じさせると共に、
次の挑戦へ向かうモチベーションとなります。
その積み重ねが人としての大きな成長を促すのです。 子どもの健全な成長には、こうした環境が絶対に必要です。 私は、「ちいさな成功体験推進協会」の今後の取り組みと発展に大いに期待しています。
山本 孝
そろばん教材執筆者 東海スクール元塾長
近年、「そろばん教育」の復興が目覚ましいです。1990年代にパソコンの普及により、不人気化した「そろばん教育」ですが、今日では世界中が注目する教育になりつつあります。
1か月程前に、NHKのテレビで二十数ヶ国の国々から“現地語を話せる日本人のそろばんの先生を養成して派遣して欲しい”という声があると放送していました。すごく良い時代が来ましたね。
人間には右脳と左脳があります。珠算能力を身に付けると右脳を鍛える事が出来ます。脳科学者は顔の右半分はよそ行きの顔、左半分は本音の顔、また右脳が発達している人は理系に進む人、左脳が発達している人は文系に進む人などと言います。人間には右利きと左利きの人がいます。同じことだと思います。
私は父が中学校の教諭とそろばん塾の先生をしていました。私が3歳ごろに戦争が終わり、そろばん塾が日本中に雨後のタケノコのようにできました、私が小学校5・6年生の時には、大人を負かすほどの珠算の力量を持っていました。6年生から父の珠算塾のお手伝いをしていました。第一日目に驚いたのは、父の小学校2年生の子への指導の仕方で、父が「8+5は」というと、子供さんがそろばんの天の5珠と地の1珠の3つをとり、そこに新たに13と置きました。私はすごく算数の得意な子だなと感嘆しました。しかし、父はその子の頭をげんこつで殴り、「一体何回教えたんだ。」と怒鳴るのです。その子は「ボロボロ」と泣き出して自分の席に戻ったので、「ごめんね、あの人は僕の父なんだ。君が8をとって13と盤面に置いたのは正しいです。小学校1年では左側がたされる数、右側がたす数と習ったんです。それを学んだことで、たされる方に2をたしたんです。8をとって13としましたが、珠算は補助の道具を使います。信号に青黄赤があるように、小学校のひっ算と珠算とは異なります。これからお兄さんのところに来なさい。」というと、その子は笑顔をとり戻し、そして1年間で1級に合格しました。
「鉄は熱いうちに打て」「かわいい子には旅させよ」と、先人は良いことを言っています。その先人の良いところをアンそろばん教室さんはカラー教材で指使いや珠の運びをイラスト化した算数的な珠算教本を作り、指導されています。このそろばん塾で学ぶことは、珠算能力向上のみならず、将来の算数への道にもつながると思います
横田 浩次郎
日本経営労務行政事務所 所長
ある興味深い内閣府の調査があります。その調査によると「自分に自信がない」と答えた児童生徒は、
≪小学生≫H11年43.6%→H19年52.6%
≪中学生≫H11年58.9%→H19年71.0%
という数までに膨らんでいます。実に小学生で半分以上、中学生で7割以上もの人がそう答えています。
しかし、一般的に乳幼児の頃まではもう少し「自分に自信があった」のではないでしょうか?
すなわち、赤ちゃんの時は全てが、― 例えば寝返りをうつことも、歩くことも、言葉をしゃべる事も全てが初めての体験であり、全てが無意識の中で「小さな成功体験」として蓄積され、また、幼児の時は初めての遊びや社会体験が増えていく中で「小さな成功体験」も更に増加することにより「自分に自信が持てた」のではないかと思われます。もう少し大きくなると、一輪車乗り、自転車乗り、縄跳びの2重跳び、漢字の書き取り、掛け算の九九、逆上がり等がコツコツ努力をして、やがてできるようになります。
しかし、小学高学年や中学生になると自我の芽生えと共に、国の集団教育制度の下、否が応でも自己と他者とを比較せざるを得なくなり、多くの小学生や中学生が徐々に自信を喪失してしまい、それが冒頭の調査結果にも表れているものと私は考えます。
ここで思い起こされるのが、成功体験で有名なDr・モルツの「小さな成功体験の積み重ね」がとても重要であるという言葉です。
すなわち、「小さな成功体験の積み重ね」の結果、以下のような心を創ることができるとDr・モルツは言っています。
「成功するクセ、習慣ができる」(成功するパターンができる)
↓
「私は何をしても必ず成功する」(セルフイメージの向上)
↓
「上手くいくことが当然だと思って行動する」
このようなことを繰り返していると、「何事も諦めないで、コツコツ頑張ればできるん
だ。」ということが潜在意識の中に叩き込まれます。
人が自信を持つ上で一番重要なことは、毎日の小さな成功体験を積み重ねて「成功する
クセ・習慣を作ること」です。つまり、脳の中で毎日何か一つ「ヤッター」という達成感を味わうことがとても大切だと考えます。
私は、今日の子供達に一番必要なことは、毎日小さな成功体験を積み重ねる機会や場を得ることだと思いますので、是非協会の活動が全国に広がっていくことを期待しております。
吉田 統彦
衆議院議員 医師 医学博士
夢や目標に向かって一生懸命頑張ることや何かを成し遂げるために努力することは、とても素晴らしい大切なことです。
その頑張りが報われ目標をクリアした時、人は心から幸せな気持ちを感じられます。
あるタウンニュースに掲載されていたもので、元F1ドライバーの片山右京氏が代表を務めるスポーツチームの実施している「チャレンジスクール」の一環で、養護施設の児童らとロッククライミングを行った記事がありました。髙くそびえ立つ壁に最初はひるんでいた児童らが、互いに声を掛け励ましあいながら、 最後には全員が与えられたミッションをクリアした。
小学3年生の男子児童は「怖かったけどやってみたら面白かった」と感想を話した。という記事があり、児童が諦めずに目標に向かって最後まで諦めずにやり遂げることの 大切さを垣間見た次第です。
私の専門とする研究や医療の世界も同様です。どのような高名な研究者もスーパードクターと呼ばれる医師も 最初からそうであった訳ではありません。
医師は一つ一つの日常診療や手術、そして患者さんとの出会いから成長をしていきます。研究者や科学者であれば一つ一つの実験や研究の結果を積み上げる事が 例えそれが一見些細なものに見えても、大発見や素晴らしい業績に繋がります。
まさに小さな成功体験が研究者や科学者を高みに押し上げる原動力であるわけです。ある本の中に「本当の才能とは、諦めない心」という言葉があったことを思い出しましたが、自分の夢や目標が成就できる最後の砦が「諦めない心」で 先天的な才能より重要であるということだそうです。 諦めさえしなければ、夢が叶う可能性は飛躍的に向上し、成就しない場合の殆どは、途中で諦めるからだそうです。
何事にも上達が遅くて「自分には才能がない」と途中で諦めて、少しでも前に進む努力をやめてしまう子供たちが多いのが現状ではないでしょうか。しかし、これは子供たちの責任だけではありません。
私は「諦めない心」は、生きる力及び学力の一要素と考えます。子供たちに明確な目標を持たせる指導や支援を実践し、 達成感や成功体験、感動を数多く味わわせることこそ大人の責任ではないでしょうか。私は、一般社団法人「ちいさな成功体験推進協会」は、子供たちに「諦めない心」が少しずつ身につき、夢や目標が達成できる力が 養われるという、まさにこのような取り組みを行っている協会であると思います。今後の協会のご活躍及び益々のご発展を祈念いたします。